更新日：2025年11月4日

白い部屋に合うカーテンの色は？失敗しない配色パターンと選び方の決定版！

清潔感と開放感に満ちた白い部屋は、どんなインテリアスタイルにも馴染む魅力的な空間です。
しかし、その万能さゆえに「カーテンの色は何を選べば良いのだろう？」「せっかくの白を活かしつつ、おしゃれで心地よい空間にするには？」と悩む方も多いのではないでしょうか。

カーテンは部屋の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。
白い壁や床を背景に、どのような色を組み合わせるかによって、部屋の印象はガラリと変わります。
温かみのあるナチュラルテイストにしたり、モダンで洗練された空間を演出したり、あるいは個性的なアクセントを加えたりと、可能性は無限大です。

今回は、白の持つ力を最大限に引き出し、理想の空間を作り上げるためのカーテンの色選びを徹底解説します。
基本の配色パターンや、理想の雰囲気に合わせた具体的な色の選び方はもちろん、素材や柄の選び方まで、失敗しないためのポイントをご紹介。
さらに、うっかり選びがちな「注意点」もご紹介します。

これらのポイントを押さえることで、誰もが「センスがいい」と感じる素敵な白い部屋コーディネートが実現します。
この記事を参考に、素敵な空間を作り上げましょう。

基本の「白」を最大限に活かす！失敗しないカラー選び3つのポイント
理想の部屋をつくる！白い空間に合うカーテンの色とトーンの選び方
色だけじゃない！白い部屋の雰囲気を決める「柄」選びのコツ
- 柄の「大きさ」と「密度」で部屋の雰囲気をコントロールする
- 白い部屋に合わせやすい柄の種類
白い空間を台なしにしないカーテン選びの注意点
- サイズを正確に測る
- 光を味方にする遮光カーテンの選び方
色選びのポイントを押さえて、白い部屋をもっと素敵に

基本の「白」を最大限に活かす！失敗しないカラー選び3つのポイント

白い部屋は、清潔感があり、空間を広く見せてくれる一方で、
「なんだか物足りない…」「個性が感じられない…」と感じることもあります。

でも実は、白はどんな色とも相性がよく、その魅力を引き立ててくれる万能なベースカラー。
カーテンの色を少し工夫するだけで、部屋の印象はぐっと変わります。

ここでは、失敗しないカラー選びの基本の3つのポイントをご紹介します。

ポイント1：ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの黄金比を意識する

部屋のカラーコーディネートには、ベースカラー（壁・床）70％、メインカラー（家具・カーテン）25％、アクセントカラー（小物）5％という、いわゆる“黄金比”があります。

白い部屋では、壁や床がベースカラーにあたるため、カーテンはメインカラーとして空間の印象を大きく左右する存在になります。
この比率を意識して色を選ぶことで、統一感があり、バランスのとれた心地よい空間をつくることができます。

配色のバランスと役割

●ベースカラー（70％）：
空間や全体の「土台」となる色
壁・床・天井など、面積が最も大きい部分に使われる色で、全体の印象を左右します。

■役割：
・全体の基盤となる色
・メインカラーやアクセントカラーを引き立てる背景になる
●メインカラー（25％）：
空間やコーディネートの「主役」となる色
カーテンやラグ、ソファ、寝具など、ベースカラーに次いで面積が比較的大きく視線を集める部分に使います。

■役割：
・ベースカラーの上で個性や雰囲気を演出する
・部屋の「印象」を決定づける
●アクセントカラー（5％）：
全体を引き締める「差し色」
クッション、アート、雑貨など、少量で効果を発揮します。

■役割：
・メインカラーにメリハリを与える
・視線を誘導し、空間にリズムをつくる

ポイント2：部屋のテイストから色を考える

作りたい部屋の雰囲気に合わせてカーテンの色を選ぶことも大切です。
カーテンの色を決める前に、まずはどんな部屋にしたいかイメージを固めましょう。

白を基調とした部屋は、カーテンの色でさまざまな雰囲気を演出できます。
代表的なテイストとそれに合う具体的な色の組み合わせをご紹介します。

部屋のテイストごとのおすすめ配色

●ナチュラルテイスト：
自然の温もりを感じる、心地よい空間を目指すなら、ベージュ、アイボリー、淡いグリーンなどがおすすめです。
これらの色は白との相性が抜群で、柔らかく優しい雰囲気を生み出します。
●モダンテイスト：
スタイリッシュで洗練された空間にしたいなら、グレーやネイビー、ブラックといった無彩色やダークカラーが効果的です。
白い壁とのコントラストが際立ち、メリハリのある都会的な印象を与えます。
グレーは上品な雰囲気に、ネイビーは落ち着いた大人の空間に、ブラックはよりシャープでクールな印象になります。
●北欧テイスト：
温かみがありつつも、洗練されたデザインの北欧スタイルには、スモーキーなブルー、マスタードイエロー、くすみピンクなどのアースカラーや、彩度を抑えたパステルカラーがおすすめです。
シンプルでありながらも、遊び心のある空間が完成します。
●フェミニンテイスト：
可愛らしく、柔らかい雰囲気がお好みなら、ペールピンク、ラベンダー、淡いイエローなどがぴったりです。
これらの優しい色は、白い部屋に甘すぎない上品な華やかさをプラスします。
●和モダンテイスト：
和の要素とモダンな雰囲気を融合させた和モダンには、カーキ、ブラウンなどの落ち着いた色がおすすめです。
障子や畳の色とも馴染みやすく、洗練された和の空間を作り出します。

ポイント3：部屋の用途や部屋の向きで選ぶ

カーテンの色は、視覚的な印象だけでなく、心理的な効果も持っています。

リラックスしたい寝室には、心を落ち着かせるブルーやグリーン系が適しています。
逆に、家族が集まるリビングには、気分を明るくするイエローやオレンジといった暖色系を取り入れると良いでしょう。
また、北向きの部屋など日差しが入りにくい空間には、明るいパステルカラーを選ぶことで、部屋全体が広く明るく感じられます。

カーテンの色は、部屋の用途や向きによって選ぶことで、より快適な空間を作り出せます。

場所ごとの具体的な色の選び方

●リビング：家族が集う、明るく開放的な空間に
リビングは、家族がくつろぎ、団らんを楽しむ場所です。
明るく活発な雰囲気を演出するために、イエローやオレンジなどの暖色系がおすすめです。
●寝室：心身をリラックスさせる安眠空間に
一日の疲れを癒し、良質な睡眠をとるための寝室には、ブルーや、グリーン、ダークグレーやネイビーなど心を落ち着かせる色がおすすめです。
●北向きの部屋：光を取り込み、明るさをプラスする
日差しが入りにくく、部屋全体が暗くなりがちな北向きの部屋には、明るいパステルカラーやアイボリー、オフホワイトがおすすめです。

カーテンをカラーから選ぶ

理想の部屋をつくる！白い空間に合うカーテンの色とトーンの選び方

白い部屋を理想の空間に変える鍵は、「色」そのものと、その色の「トーン（明度と彩度）」の組み合わせにあります。
ここでは、どのような色を、どのようなトーンで選べば失敗しないか、具体的な組み合わせ方をご紹介します。

まとまりを演出する「同系色・類似色」を選ぶ

同系色でまとめると空間にまとまりが生まれ、近い色を組み合わせることで全体がなじみやすくなります。
白い部屋において、カーテンに同系色や類似色を選ぶことは、ただ単に無難な選択というだけでなく、空間全体をまとまりを持たさせるための非常に有効な要素です。

白い部屋の大きな魅力の一つは、どんな家具や小物を置いても美しく映えることです。
カーテンが主張しすぎないため、お気に入りのソファや、観葉植物といったインテリアが主役となり、それぞれの個性が引き立ちます。
空間全体が静かで上品な印象になり、心地よい安心感が生まれます。

白い部屋に落ち着きと広がりを持たせたいなら、白に近いアイボリー、ベージュ、ライトグレーなどの同系色・類似色がおすすめです。

白い壁と調和するおすすめカラー

●アイボリー・ベージュ：
白に温かみをプラスし、ナチュラルで優しい雰囲気を生み出します。
柔らかな印象で、カフェのような居心地の良さを演出できます。
●ライトグレー：
白の清潔感はそのままに、少しだけシックで洗練された印象を加えます。
モダンでありながら、圧迫感のない空間になります。
トーン（明るさ）は、壁の白よりわずかに暗い色を選ぶと、ぼやけずにメリハリが生まれます。

メリハリと個性を出す「アクセントカラー」を投入する

部屋に個性を際立たせ、強い印象を与えたい場合は、色の鮮やかなアクセントカラーや、空間を引き締め、高級感を演出するダークカラーを選びましょう。

空間を引き締めるアクセントカラー

●ビビッドカラー（ターコイズブルー、マスタードイエロー）：
白が他の色を引き立てる効果を利用し、カーテンを主役にした遊び心のある空間を作れます。
この場合、クッションやアートなど、他の小物に同じ色を少量だけ使うと、さらにまとまりやすくなります。
●ダークカラー（ネイビー、チャコールグレー）：
白い空間に深みと高級感を与えます。
重厚感や大人っぽい雰囲気を表現するのに適しています。

色のトーンを揃える

色相（赤や青など）が異なっていても、色のトーン（明るさや鮮やかさ）をそろえるだけで空間に統一感が生まれます。
異なる色のカーテンやクッションを選んでも、部屋全体がまとまり、洗練された印象に。この配色のコツは、複数の色を取り入れながらも、空間をすっきり見せたいときに効果的です。

明るさと深みで印象を変える「トーン」の使い分け

●ペールトーン：
ペールトーンとは、白を多く含んだ明るくやわらかな色合いのことです。
白が持つ「軽やかさ」を引き立てるトーン（色の明るさや鮮やかさ）です。
ペールピンクやペールグリーンなどのパステルカラーがよくなじみ、やさしく明るい印象に仕上がります。
●ダークトーン：
ダークトーンとは、黒を多く含んだ深みのある落ち着いた色合いのことです。
落ち着いた重厚感を演出したい場合に適しています。
ダークブラウンやモスグリーンなど、部屋全体を大人っぽい雰囲気にしたいときにおすすめです。

カーテンをカラーから選ぶ

色だけじゃない！白い部屋の雰囲気を決める「柄」選びのコツ

白い部屋の印象は、カーテンの「色」だけでなく、「柄（パターン）」でも大きく変わります。
柄を上手に選べば、白い空間に奥行きや温かみが生まれ、ぐっとおしゃれな雰囲気に。
ここでは、白い部屋の魅力をさらに引き立てる、柄選びのコツをご紹介します。

柄の「大きさ」と「密度」で部屋の雰囲気をコントロールする

柄物は、部屋の広さとのバランスを考えることが重要です。
たとえば、広い部屋には大きめの柄でメリハリを、狭い部屋には小さめの柄で圧迫感を抑えると、空間に自然なリズムと心地よさが生まれます。

【空間の印象を決める柄選び】

●大きな柄（大胆なボタニカル柄など）：
広いリビングや開放的な窓におすすめです。
インパクトがあり、華やかな印象を与えます。
●小さな柄や細いストライプ：
空間に程よいアクセントを与えつつ、圧迫感を抑えられます。
特に細めの縦ストライプは、天井を高く見せる効果があり、白い部屋をよりすっきりと広く見せたい場合におすすめです。

白い部屋に合わせやすい柄の種類

白い部屋に合わせる場合、柄の色数は少なく、シンプルにまとめるのが失敗しないポイントです。
白い空間を最大限に引き立てながら、理想の雰囲気づくりに役立つさまざまな柄の特徴をご紹介します。

【柄別の特徴】

●ストライプ・ボーダー：
モダン、シンプル、カジュアルなど幅広いテイストに馴染みます。
ストライプはスタイリッシュに、ボーダーはカジュアルな印象になります。
●ボタニカル（植物・花モチーフ）：
ナチュラルテイストやフェミニンテイストにおすすめです。
柄の色をグリーンやベージュなどアースカラーに抑えると、白との調和が取れます。
●チェック：
タータンチェックなどのトラディショナルな柄は、カントリーやクラシックな雰囲気を加えます。
柄のラインの色をグレーやベージュなど淡い色にすると、白と馴染んで優しい雰囲気になります。
●ドット：
ドット柄は、かわいらしくフェミニンな雰囲気を演出します。
ドットの色をパステルカラーやモノトーンにすることで、白い部屋に馴染みやすく、遊び心を加えることができます。
●鳥、動物：
北欧テイストで人気の柄です。
シルエットや線画などシンプルなデザインを選ぶと、空間に温かみをプラスできます。
●キャラクター：
主に子供部屋向けですが、白をベースにしたデザインを選び、キャラクターの色数を抑えることで、ポップになりすぎずにまとまりが生まれます。

白い空間を台なしにしないカーテン選びの注意点

白い部屋は、清潔感とシンプルさが魅力ですが、カーテンの選び方を間違えると、その雰囲気が大きく変わってしまうことがあります。
理想の空間を守るために、ここでは「サイズ」と「機能」を選ぶときに気をつけたいポイントを見ていきましょう。

サイズを正確に測る

カーテンのサイズが合っていないと、どんなにおしゃれな色や柄を選んでも、だらしなく見えたり、部屋が狭く見えたりと、白い空間の美しさを一気に損なってしまいます。

窓枠ぴったりはNGで、ゆとりが大切です。
カーテンを窓枠にぴったり合わせてしまうと、開口部が強調されてしまい、部屋が窮屈に見えます。
また、光漏れや冷気の侵入の原因にもなります。

①カーテンの幅を測る
まずは「横幅」から。
カーテンの幅は、カーテンレールの端から端までの長さを測ります。
このとき、壁や窓枠ではなく、レールの長さを基準にするのがポイントです。

② カーテンの丈（高さ）を測る
次に「丈（たけ）」を測ります。
カーテンレールの下端から、カーテンを下ろしたい位置までを測りましょう。
用途によって基準が少し変わります。

・掃き出し窓（床まである窓）の場合
レールの下から床までを測り、そこから 1〜2cm短くすると、床につかずきれいに見えます。
・腰窓（腰の高さの窓）の場合
レールの下から窓枠の下までを測り、そこに 15cm足すと、見た目のバランスが良くなります。

光を味方にする遮光カーテンの選び方

光は、空間の印象を大きく左右する大切な要素です。
遮光カーテンは、強い日差しをやわらげながら、部屋の明るさや心地よさをコントロールしてくれます。
目的や空間に合わせて「光をどう取り入れるか」を考えることで、機能性と美しさの両立が叶います。

●1級遮光・2級遮光の選び方：
1級遮光は、高い遮光性が特徴です。
強い日差しを遮りたいリビングや、朝日で目が覚めやすい寝室などにおすすめです。
生地に厚みがあり、空間に落ち着きと重厚感をもたらします。高い遮光性は、生地に厚みをもたせ、空間に重厚感を与えてくれます。

一方で、白い空間の柔らかさを残しつつ、ほどよく光を取り入れたい場合は2級遮光を選ぶのも良いでしょう。
2級遮光なら、外の明るさを感じながらもプライバシーを守ることができ、白い部屋ならではの心地よい明るさを楽しめます。
寝室のように光をしっかりと遮断したい場所以外で光を抑えたい場合は、光を程よく通す「2級遮光」を選ぶことで、白い部屋ならではの心地よい光を取り込むことができます。

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色選びのポイントを押さえて、白い部屋をもっと素敵に

今回は、白い部屋のカーテン選びにおける基本の配色ルールから、理想のテイストや部屋の用途に合わせた具体的な色の選び方、柄の重要性までを解説してきました。
白い部屋の魅力を引き出すには、カーテンの色選びがポイントです。大切なのは、「色相（色味）」だけでなく、「トーン（明るさと鮮やかさ）」を意識することです。

統一感を求めるなら、アイボリー、ライトグレーといった同系色・類似色で、グラデーションの美しさを演出しましょう。
個性を引き出したいなら、ネイビーやマスタードイエローなどのアクセントカラーを選び、白とのコントラストでメリハリをつけましょう。
心地よさを求めるなら、部屋の用途や向きに合わせて、心理的な効果を持つ色（リラックスできるブルー、明るさを補うイエローなど）を取り入れましょう。

これらのポイントを踏まえて色を工夫すれば、白い部屋がもっと自分らしく心地よい空間に。
ぜひ、この記事で得た知識を活かして、白い部屋のコーディネートを楽しんでください。

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