更新日：2025年7月11日

カーテンは何色が人気？センスのいい部屋を作る選び方ガイド

「部屋の印象を大きく左右するカーテンは、インテリアの中でも特に重要なアイテムです。
色や素材、デザインによって空間の雰囲気はガラリと変わり、まるで部屋の「表情」を作り出すかのようです。
でも、「どんな色のカーテンを選べばいいんだろう？」「人気の色って何？」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

今回は、お部屋に合わせやすい人気があるカーテンのカラーをご紹介するとともに、あなたの部屋がおしゃれになるセンスのいいカーテン選びのコツを詳しく解説します。
理想の空間を演出するためのヒントを見つけて、毎日がもっと楽しくなる部屋づくりを始めましょう。

部屋の「表情」はカーテンの色で決まる
これで失敗しない！カーテンの色選びの基本ルール
プロが教える色選びのステップ
注目！お部屋に合わせやすい人気カラーTOP3とその魅力
「好き」も「心地よさ」も諦めない！理想のカーテンを見つけましょう

部屋の「表情」はカーテンの色で決まる

窓から差し込む光を調整し、外からの視線を遮るカーテンは単なる目隠しではありません。
実は、部屋の「表情」を左右する、大切なインテリアアイテムです。

壁や床と同じく広い面積を占めるカーテンは、その色一つで空間の印象を大きく変える力を持っています。
明るい色は開放感を、落ち着いた色は安らぎをもたらし、季節や気分に応じて雰囲気を自在に演出できます。

リビングでの団らん、寝室での癒やし、書斎での集中など、目的に合わせた色選びが心地よい空間づくりの鍵となります。
カーテンの色が変わるだけで、そこで過ごす時間までもが変わるのです。
あなたの理想の部屋の「表情」は、どんな色で描かれるでしょうか？

あなたにとって最も心地よい空間、自分らしい空間づくりの第一歩として、カーテン選びから自分らしい暮らしを始めてみましょう。

これで失敗しない！カーテンの色選びの基本ルール

「何となく選んでみたけれど、部屋がしっくりこない…」「理想のイメージと違う…」
カーテンの色選びで、そんな経験はありませんか？無数の色や柄の中から、たった一枚を選ぶのは至難の業のように思えます。しかし、ご安心ください。
カーテンは部屋の印象を劇的に変える「魔法のアイテム」でありながら、その色選びには、感覚だけに頼るのではなく、誰もが実践できる明確な「基本ルール」が存在します。

このルールを知らずに選ぶと、せっかくのこだわりも空回りし、部屋全体がちぐはぐな印象になってしまうことも。
逆に、いくつかのポイントを押さえるだけで、あなたの空間は劇的に生まれ変わり、まるでプロがコーディネートしたかのように美しく、そして心地よく整います。

これからご紹介するシンプルなステップと具体的なヒントを参考に、あなたの「好き」と「快適」を両立させる、最高のカーテンを見つけましょう。
以下のポイントを押さえるだけで、窓辺から始まる理想の空間が、きっと目の前に広がります。

部屋の用途に合った色を選ぶ

カーテンの色は、その部屋でどのように過ごしたいか、どんな雰囲気の空間にしたいかによって、選び方が変わってきます。
部屋ごとの「目的」に合わせて色を選ぶことで、より快適で機能的な空間をデザインできます。

Point!

1.リビング：
リビングは家族が集まりお客様を迎え入れる、いわば「お家の顔」となる場所です。
開放的で、かつリラックスできる雰囲気作りが重要になります。
ベージュやアイボリー、明るめのベージュや淡いグレーなどの明るくやさしい色が好まれます。
2.寝室：
寝室は一日の疲れを癒し、質の良い睡眠を取るためのプライベートな空間です。
安らぎと落ち着きを最優先に考えた色選びが求められます。
ベージュ、ブラウン、グレー、ネイビー、または深みのあるグリーンやボルドーなど、彩度を抑えたダークトーンなどの色合いが◎。
3.子供部屋：
子供部屋は子供の成長に合わせて変化する空間であり、明るく、楽しく、そして創造性を刺激するような色選びが適しています。
パステルカラー（ライトピンク、ミントグリーン、スカイブルーなど）、または子供が好きなモチーフが描かれた柄物がおすすめです。
4.書斎：
書斎やワークスペースは、集中して作業したり思考を深めたりするための空間です。
落ち着きがあり集中力を妨げない色選びが理想的です。
集中できる空間を意識して、ネイビーやダークグレーなど知的で静かな印象の色が最適です。

部屋の面積に合わせた色

カーテンの色は、お部屋の広さの感じ方にも影響を与えます。
視覚的に空間を広く、快適に見せるための色の選び方を確認しましょう。

Point!

1.狭い部屋の場合：
明るく淡い色のカーテンを選ぶのがおすすめです。
白、アイボリー、ペールトーンなどの色は、光を反射しやすく、お部屋全体を広く開放的に見せる効果があります。
これにより圧迫感を軽減し、すっきりとした印象を与えられます。
2.広い部屋の場合：
濃い色や、少し重厚感のある色のカーテンを選ぶのがおすすめです。
ネイビー、チャコールグレー、深いグリーン、ボルドー、ダークブラウンなど落ち着きのある色がおすすめです。
これにより、空間に適度な引き締め効果が生まれ、落ち着いた雰囲気や高級感を演出します。

空間との調和を意識する

家具、床、壁紙など、部屋全体の色とカーテンの色がバランスよく調和しているかを確認しましょう。

Point!

1.同系色でまとめる：
部屋全体の統一感を出すには、カーテンの色を家具、床、壁紙といった内装とバランスよく調和させることが重要です。
同系色でまとめると、空間に一体感が生まれ、落ち着いた印象を与えます。
2.補色（反対の色）を使う：
あえて補色（反対の色）を使ってアクセントにするのもアリ。
部屋の印象にメリハリをつけ、効果的なアクセントにすることも可能です。
ただし、色の組み合わせが多すぎたり、彩度が高すぎたりすると、かえってごちゃついた印象になってしまうため、やりすぎには注意が必要です。

色の心理効果を活かす

色の持つ心理効果（色が人の感情、行動、思考に及ぼす影響）を参考にし、お部屋の用途や目的と合わせて選ぶことで、より快適な空間をデザインすることができます。

Point!

1.暖色系（赤・オレンジ・黄色）：
温かみや活気を演出する効果があります。
また、食欲増進にもつながると言われているため、ダイニングや、明るく賑やかな雰囲気にしたいリビングに適しています。
2.寒色系（青・緑・紫）：
心を落ち着かせ、リラックス効果を促す特性があります。
寝室や書斎など、落ち着きや集中力を求める空間に取り入れるのがおすすめです。
3.中性色（グレー・ベージュ）：
ニュートラルで様々な色と調和しやすいため、どんな部屋にも合わせやすい万能カラーです。
他の家具やインテリアの色を引き立てつつ、穏やかで安定した空間を作り出します。

光の入り方を考慮

カーテンを選ぶ際は、お部屋の日当たりや照明の種類も考慮することが大切です。
同じ色でも、光の当たり方によって見え方が大きく変わることがあります。

Point!

1.南向きの部屋：
日差しが豊富で明るいため、色が実際よりも薄く「飛んで」見えやすい傾向があります。
そのため、鮮やかな色でも、少し濃いめの色を選んでも圧迫感が出にくく、本来の色が美しく映えることがあります。
2.北向きの部屋：
日差しが入りにくく、全体的に暗くなりがちです。
このような部屋には、明るく柔らかい色のカーテンを選ぶことで、空間を広く、そして明るく見せる効果が期待できます。
例えば、パステルカラーや淡いトーン、落ち着いた色合いでも、明るめのベージュやアイボリーなどが適しています。

プロが教える色選びのステップ

理想の部屋をつくるには、カーテン選びにも戦略が必要です。
経験豊かなプロの視点に基づいたステップを踏めば、失敗を避けながら、満足のいく空間が完成します。

STEP1：空間の目的を整理する

まず、その部屋で「どのような時間を過ごしたいか」を整理しましょう。
これが、カーテンの色の方向性を決める最初の重要なヒントになります。

Point!

1.ゆったりとくつろぎたい部屋：
落ち着いたトーンの色や、見る人に安心感を与える色が適しています。
2.明るく活動的に過ごしたい部屋：
軽やかで淡い色、または彩度の高い色が、開放的な雰囲気を演出します。
3.集中して作業したい部屋：
鎮静効果のあるブルー系やグレー系など、クールな色が集中力をサポートするでしょう。

この段階で、漠然としたイメージが具体的な色の候補として見えてきます。

STEP2：理想のイメージを具体化する

次に、目指すインテリアスタイルを明確にしましょう。
「ナチュラル」「北欧風」「モダン」「和モダン」など、具体的なキーワードでイメージを固めます。
目指すインテリアスタイルに合わせて色を選ぶことで、空間全体に統一感が生まれ、より洗練された印象になります。

ナチュラルインテリアにおすすめのカラー

1.ベージュ、アイボリー、オフホワイト：
自然の土や植物を思わせるアースカラーが基本です。
これらの色は、部屋全体を明るく穏やかな印象に保ちます。
2.ライトグリーン、ペールグレー：
森林や植物の生命力を感じさせる淡いグリーンや、木材の色と調和しやすい柔らかなグレーも、ナチュラルな雰囲気を引き立てます。

北欧風インテリアにおすすめのカラー

1.ホワイト、ライトグレー：
空間を明るく広々と見せるために、ベースカラーとして最適です。
2.ブルー、イエロー、グリーン（彩度を抑えたもの）：
アクセントカラーとして北欧の自然をイメージさせる色や、くすみ系のパステルカラーを選ぶと良いでしょう。
大胆な幾何学模様や、植物モチーフの柄物も、北欧らしさを演出できます。
3.マスタード、テラコッタ：
近年人気の、温かみのあるアクセントカラーとしても注目されています。

モダンインテリアにおすすめのカラー

1.グレー（ライトグレーからチャコールグレーまで）：
モダンインテリアの代表的な色で、シャープで都会的な印象を与えます。
光沢のある素材を選ぶと、よりモダンさが増します。
2.ホワイト、ブラック：
モノトーンで統一することで、洗練された空間を演出します。
ブラックはアクセントとして効果的ですが、重くなりすぎないように注意が必要です。
3.ネイビー、ボルドー（深みのある色）：
アクセントとして、彩度を抑えた深みのある色を取り入れるとラグジュアリーなモダン空間になります。

和モダンインテリアにおすすめのカラー

1.生成り、ベージュ、オフホワイト：
和紙や自然素材の色を思わせる、落ち着いた温かみのある色が基調となります。
2.グレー（墨色に近いもの）、チャコールグレー：
石や土壁のような質感を表現し、洗練された和の雰囲気を出します。
3.アースカラー（くすんだグリーン、ブラウン、藍色）：
落ち着いたトーンの自然色は、和の空間に馴染みやすく、穏やかな印象を与えます。

STEP3：ベースカラーとの相性を見る

カーテンは、壁、床、家具といった、部屋の大きな面積を占める「動かせない色」との相性が非常に重要です。
これらのベースカラーとの調和を意識しましょう。

Point!

1.白い壁の部屋：
多くの色が合わせやすく、カーテンの色が際立ちます。多様なカラーの中から、アクセントとなる色を選ぶ自由度が高くなります。
2.ダーク系のフローリング：
明るめのカーテンを選ぶことで、空間に軽やかさやコントラストが生まれ、洗練された印象になります。
3.同系色での統一：
床や壁の色と同系色のカーテンを選ぶと、空間全体にまとまりと一体感が生まれ、落ち着いた印象を与えます。
4.補色（反対色）でのアクセント：
あえて補色を取り入れることで、部屋の印象にメリハリをつけ、視覚的な面白さを加えることも可能です。

STEP4：他のファブリックとの連携を考える

カーテンは単独で考えるのではなく、部屋全体のファブリックとの調和も意識しましょう。
カーテンは、部屋の「顔」として大きな存在感を放ちますが、その色選びは単独で完結するものではありません。
本当に洗練された空間を創り出すためには、部屋全体に点在する他のファブリック（布製品）との調和を意識することが非常に重要です。

Point!

1.トータルコーディネート：
ラグ、クッション、ベッドカバーなど、他の布製品との色や素材のバランスを考えることで、空間全体に統一感が生まれ、より美しく調和したインテリアが完成します。
色のトーンを合わせる、あるいは一部のアイテムでアクセントカラーを繰り返すといった工夫が有効です。
2.素材感の調和：
光沢のあるモダンなカーテンには、同じようにシルクやサテンなど光沢のあるクッションを、ナチュラルなリネンのカーテンには、コットンのざっくりとしたラグやウールのブランケットを合わせることで、より統一された温かみや質感のコントラストを楽しめます。

注目！お部屋に合わせやすい人気カラーTOP3とその魅力

お部屋のインテリアにぴったりなカラー選びは、理想の空間を作る上で大切なポイントです。
ここでは、「失敗しにくく、おしゃれにまとまる！」と自信をもっておすすめできる評判の人気のカラーを、ランキング形式でご紹介します。

色の持つ魅力や、お部屋に取り入れる際の具体的なヒントもたっぷりお伝えしますので、ぜひあなたの理想の空間作りの参考にしてみてくださいね。

第1位：どんな空間も優しく包み込む「ホワイト・アイボリー系」

堂々の第1位は、やはりホワイト・アイボリー系です。
ホワイトやアイボリーは、その普遍性ゆえにどんな空間にもマッチし、心地よさを与える唯一無二の存在です。

ここが魅力！

どんなインテリアにもなじむ万能性、これが最大の魅力です。
モダン、北欧、ナチュラル、和モダン、アジアンテイスなどどんなスタイルの家具や小物にも寄り添い、全体の調和を崩しません。
季節ごとの模様替えも、カーテンを変えずに楽しめます。
明るさと清潔感の象徴を表すカラーです。
白は光を最も反射する色。
そのため、お部屋全体をパッと明るく見せ、清潔で清々しい印象を与えます。
特に、日当たりの悪いお部屋や、北向きの窓辺でも、自然光を最大限に取り込み、空間を明るく開放的に演出してくれます。

ホワイト系のカーテンをもっと見る
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第2位：シックで洗練された「グレー（ライトグレー〜チャコール）系」

近年、インテリアトレンドの最前線を走り続けているのが、グレーです。
シックで落ち着いた印象を与え、お部屋を一気にモダンで洗練された空間へと格上げしてくれます。

ここが魅力！

どんな色とも馴染みやすい中性色のため、他のカラーとの相性が非常に良いのが特徴です。
常使いにおいて、多少の汚れや埃が目立ちにくいという実用的なメリットも、人気の理由の一つです。
心理的に心を落ち着かせる効果があると言われ、寝室や書斎など、リラックスしたい空間や集中力を高めたい場所に最適です。

グレー系のカーテンをもっと見る

第3位：ナチュラルで温もりのある「ベージュ系」

温かみと安心感を求める方に、長年愛され続けているのがベージュです。土や木の自然な色合いを感じさせるベージュは、お部屋に穏やかな雰囲気をもたらし、心地よいリラックス空間を創り出します。

ここが魅力！

ナチュラルで温かい雰囲気が魅力。
木材や天然素材との相性が抜群で、お部屋全体を優しく温かい印象にします。
自然光が差し込むと、さらに柔らかな光が拡散され、居心地の良い空間が生まれます。
心理的に安心感や安らぎを与える色とされており、リビングで家族団らんの時間を過ごす場所や、ゆっくりと休息を取りたい場所に最適です。

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