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カーテンの寿命は何年?買い替えの目安と長持ちするお手入れ方法をご紹介
窓辺を彩り、外からの視線や日差し、冷気・暖気を調整するなど、私たちのお部屋に欠かせない「カーテン」。
インテリアとしても大きな存在感を放ち、お部屋の印象を大きく左右するアイテムです。
毎日当たり前のようにそこにあるため、普段はその存在を意識することが少ないかもしれません。でも、ふと考えてみてください。
今、お使いのカーテンは、いつからお部屋にありますか? お引越しをされた時でしょうか?
実は、カーテンは衣服と同じ「繊維商品」であり、残念ながら寿命があります。
太陽の強い日差しや湿気、ホコリなど、窓辺という環境ゆえに、カーテンは日々さまざまな負荷にさらされています。
お部屋の壁や家具を日焼けから守ってくれる一方、カーテン自体は少しずつ、確実に劣化が進んでいるのです。
「あれ?そういえば、うちのカーテン、最近くすんできたかも…」
「このカーテン、もう何年使っているんだろう?」
「カーテンの寿命って、一体どれくらいなんだろう?」 など、
この記事では、そんな疑問やお悩みをお持ちのあなたに向けて、カーテンの寿命や耐用年数、カーテンの劣化の原因、そしてカーテンの取り替えを検討するべき買い替えの目安やポイントについて詳しく解説していきます。
また、大切なカーテンを少しでも長くお使いいただくためのお手入れ方法や洗濯方法についてもご紹介しますね。
ぜひ、この記事を参考に今お使いのカーテンの状態をチェックして、より快適な窓辺づくりに役立ててくださいね。
目次
長年使っているカーテン、実はもう寿命かも?

カーテンは窓に吊るされている時間が長く、外気や日光、湿気などの影響を常に受けています。
そのため、目には見えにくいところで少しずつ劣化が進んでいることがあります。
ぱっと見は特に問題ないように感じても、よく見ると生地に変化が見られることも少なくありません。
カーテンの色褪せや、よく触れる箇所が黒くなっていたり、ほつれてしまっていたり…直接窓に触れやすいレースカーテンがカビてしまうなど、普段は気づきにくいカーテンの劣化も、改めてじっくり見てみると様々なサインが現れていることがあります。
何年も同じカーテンを使い続けている方は珍しくありませんが、カーテンは布製品であり、お洋服と同じように使用することで劣化もしますし、寿命もあります。
カーテンの劣化は見た目だけでなく、遮光や断熱(遮熱)、防音(遮音)といった機能の低下にもつながります。
快適な生活を維持するためにも、カーテンの状態を定期的にチェックしましょう。
カーテンの寿命・耐用年数って?一般的な目安をご紹介

では、実際にはカーテンの寿命、つまり耐用年数はどれくらいなのでしょうか?
一般的には、4年~5年程度がカーテンの寿命の目安と言われています。
ただし、これはあくまで目安でありカーテンに使われている素材や厚み、お部屋の環境(日当たりや湿気)、日頃のお手入れや使用状況によって大きく異なります。
実際のお話を伺うと、やはり4~5年程度で買い替える方が多いようですが、中には新築時に取り付けたカーテンを20年以上大切にお使いになっている方もいらっしゃいます。
一方で、思ったよりも早く劣化が進んでしまい、数年で取り替えが必要になるケースもあります。
カーテンの寿命に特に影響するのが、生地の素材です。
大きく分けて「合成繊維」と「天然繊維」があり、それぞれ特徴が異なります。
合成繊維のカーテンの特徴
合成繊維のカーテンは、機能性が高く遮光や防炎、断熱性能にも優れているものが多いので、機能重視の方におすすめです。
合成繊維のカーテンは、ポリエステルやアクリル、ナイロン、レーヨンなど人工的に作られた化学繊維を指します。
これらは天然繊維に比べて丈夫で寿命が長く、特にポリエステルは比較的耐久性があり、多くが家庭で洗濯可能です。
直射日光に強い特性から、遮光や防炎、遮熱、ミラーレース、UVカットといった機能性加工が施されているものも多いため、 機能重視の方や長く使用したい方におすすめのカーテンです。
天然繊維のカーテンの特徴
天然繊維のカーテンは、綿(コットン)や麻(リネン)、絹(シルク)、ウールなど、自然素材から作られた繊維を指します。
これらはナチュラルな質感と優しい風合いが最大の魅力で、使い込むほどに風合いが増し、お部屋に柔らかな雰囲気をもたらします。
一方で、太陽光(特に紫外線)に弱く、直射日光が当たる場所に吊るすと劣化が早く進む傾向にあります。
そのため、ポリエステルなどの合成繊維に比べて寿命が短いと言われており、一般的に言われるカーテンの寿命である4~5年よりも早く劣化するケースも多く見られます。
また、天然繊維はデリケートで繊細な生地が多いため、丁寧な取り扱いやお手入れが必要です。
例えば、洗濯によって毛羽立ったり、生地が縮んでしまったりすることもあるため、洗濯表示を確認し、適切な方法でのケアが長持ちさせる鍵となります。
天然素材ならではの風合いを楽しみたい方には魅力的な選択肢ですが、その特性を理解した上で選ぶことが重要です。
また、窓側に吊るすことの多いレースカーテンは、ドレープカーテンよりも日光に晒される時間が長くなるため、特に紫外線による劣化を受けやすい点に注意が必要です。
■カーテンの素材別・寿命目安
| 素材 | 特徴 |
|---|---|
| 合成繊維 | ポリエステルやアクリルなど。丈夫で日焼けに強く、5年以上使えることも多い。 |
| 天然繊維 | リネンやコットン、シルクなど。風合いが良いが傷みやすく、4~5年より早く劣化しやすい。 |
紫外線や湿気だけじゃない?カーテンが劣化する原因とは
カーテンの劣化は、寿命を縮める大きな要因です。
主な劣化の原因を知っておくことで、対策を講じやすくなります。
カーテンの主な劣化原因には以下の通りです。
太陽光(紫外線)

カーテンが最も強く影響を受けるのが、窓から入る太陽光に含まれる紫外線です。
特に日差しの強い南側や西側の窓に吊るされたカーテンは、紫外線を大量に受けるため、経年劣化が早まります。
紫外線によって生地の繊維が弱くなり、色あせや黄色へ変色、破れにつながります。
レースカーテンはドレープカーテンよりも日光に当たる時間が長いため、特に影響を受けやすいです。
湿気(結露、部屋干しなど)

窓のそばにあるカーテンは、結露や室内の湿気の影響を受けやすいです。
特に冬場の窓にできる結露の水滴がカーテンの裾に付着すると、カビが繁殖する原因となります。
浴室が近い窓や、カーテンレールに洗濯物を干す習慣がある場合も、湿気による劣化が進みやすいので注意しましょう。
ホコリや汚れ

空気が出入りする窓に吊るされたカーテンは、実は想像以上に汚れています。
ホコリ、花粉、外気の排気ガス、室内のハウスダストなどが付着します。
特にリビングなどでは、タバコのヤニや調理中の油を含む煙(水蒸気)がカーテンに付着し、汚染されて劣化を早めることがあります。
汚れを放置すると生地が傷んだり、カビが発生したり、カーテンの持つ機能性が低下したりします。
摩擦や引っ張り

カーテンを開閉する際に、生地を勢いよく引っ張るなど乱暴に扱うことも、生地を傷める原因になります。
カーテンの裾が窓枠や床と擦れたり、よく手で掴む部分の生地が摩擦によって劣化したりすることもあります。
小さなほつれや傷も、経年劣化した生地では広がりやすいです。
機能性加工の劣化
遮光や遮熱など、特殊な機能を持つカーテンには、樹脂コーティングなどの加工が施されていることがあります。
こうした加工は、カーテンの経年劣化によってべたつき、剥がれ、ひび割れなどを生じる場合があります。
また、スチームアイロンのような加工でヒダを美しく保つ形態安定加工は、お洗濯の回数を重ねることで効果が薄れていきます。
カーテンの劣化が進むと、当初あった機能性が少しずつ落ちてしまうこともカーテンの寿命のサインと言えるでしょう。
カーテンフックなどの部品の劣化
カーテンを吊るすフックなどのプラスチック部品も、紫外線による劣化でポロッと簡単に折れてしまうことがあります。
硬いプラスチックが折れるということは、生地にもかなりのダメージがかかっている証拠です。
これらの原因が複合的に影響し合い、カーテンの劣化は進行していきます。
お部屋の環境や使い方を振り返って、思い当たる点があれば注意してみてくださいね。
見た目も機能もチェック!カーテン買い替えの見極めポイント

では、実際に今お使いのカーテンが買い替え時期を迎えているかどうかは、どのように見極めれば良いのでしょうか? いくつかのチェックポイントをご紹介します。
色あせや黄色く変色するなどの色味の変化
太陽の光からお部屋を守ってくれたカーテンは、その分、生地が紫外線によって色あせていきます。
特に窓側やウェーブの奥側(室外側)が日焼けしやすい部分です。ナイロンやポリウレタンなどの合成繊維は、黄色く変色する場合もあります。
一見変化がないようでも、光が漏れる生地の上下左右の端部など、部分的に変色していることもあります。
全体を見て元の色から変わってしまっている箇所や、まだら模様になっているような場合は、カーテンの寿命が近いサインです。
色味の変化が気になったら、取り替え時かもしれませんね。
色あせ・変色は「生地が薄くなっている」という合図でもあります。
生地の変化(劣化)
カーテンの生地は毎日紫外線の影響を受けており、使用していく間に素材(繊維)が劣化します。- ●手触り:
長期間お洗濯をしていないカーテンは生地の手触りが硬くごわごわしたり、リビングのカーテンなど油汚れが染みついてべたつきを感じたりすることがあります。
樹脂コーティング加工の生地は、硬くなったりべたついたり剥げてしまうことも。 - ●強度の低下:
生地が弱くなり、引っ張ると破れてしまったり、崩壊するように粉々に裂けてしまったりすることもあります。
毛羽立ちが多くなったり、薄くなったりもします。 - ●縫い目のほつれ:
一見生地は大丈夫そうでも、糸が先に劣化すると縫い目がほどけてきたりします。
これらの生地感の変化は、買い替えのサインと言えるでしょう。
ほつれや破れ
カーテンの生地そのものや、裾などの縫い目にほつれや破れが見られる場合も、劣化が進んでいるサインです。
特に、経年劣化によって繊維が弱くなっていると、ちょっとしたきっかけで傷が広がりやすくなります。
修復が難しいほど傷みが進んでいる場合は、買い替える方が良いでしょう。
カビの発生
湿気が原因で、特にカーテンの裾部分に黒カビが発生することがあります。
見た目が悪いだけでなく、生地の傷みにつながります。
ブラシで払ったり叩き洗いしても落ちない場合は、カーテンの寿命と考えても良いでしょう。
手垢などのひどい汚れ
カーテンの開け閉めでよく掴む場所などに、手垢などの汚れが目立つ場合も劣化のサインです。
汚れを放置すると生地が傷む原因になります。
機能性の低下
当初あった遮光性、遮熱性、断熱(遮熱)性、防音(遮音)性などの機能性が、劣化によって落ちてくることがあります。
光が漏れるようになったり、冷気や暖気の出入りが気になるようになったら、機能が低下しているサインです。
ヒダを美しく保つ形態安定加工の効果が薄れて、ヒダが綺麗にまとまらない場合も買い替えのサインと言えるでしょう。
大切なカーテンの寿命を延ばす!長持ちさせるお手入れと洗濯方法

カーテンは日頃のお手入れや適切なメンテナンスを行うことで、寿命をできるだけ延ばし、良い状態を保つことができます。
ここからは「カーテンのお手入れ」「カーテンの洗濯」「カーテンの干し方について」について簡単にご紹介しますので、ぜひ、日頃のお手入れの参考にしてみてください。
カーテンのお手入れ
- ●定期的にホコリを払う:
カーテンにはホコリがたまりやすいので、定期的にハタキや粘着ローラー、または掃除機のアタッチメントなどで優しくホコリを払うだけでも効果があります。
特に裾周りは念入りに行いましょう。 - ●窓周りの掃除:
カーテンレールや窓のサッシもこまめに掃除して、ホコリや結露を拭き取り、清潔な状態を保ちましょう。 - ●換気をする:
湿気はカビの原因になります。
定期的に窓を開けて換気を行い、湿気をこもらせないようにしましょう。 - ●乱暴に扱わない:
開閉する際は、優しく丁寧に扱い、生地に負担をかけないように心がけましょう。 - ●カーテンレールに洗濯物を干さない:
湿気がカーテンに移りカビの原因になるだけでなく、カーテンレールが壊れる可能性もあります。
カーテンの洗濯
カーテンを清潔に保つことは、長持ちさせるために大切なお手入れです。
ホコリや汚れを放置すると生地が傷む原因になります。
- ●洗濯頻度の目安:
カーテンの洗濯は、年に1~2回程度がおすすめです。
汚れ具合にもよりますが、レースカーテンは梅雨入り前と年末など年1~2回、ドレープカーテンは年末の大掃除など年1回が目安とされています。
ただし、洗いすぎも生地を傷める原因になる可能性があります。 - ●洗濯表示を確認:
洗濯する前に、必ずカーテンについている洗濯表示を確認しましょう。
自宅の洗濯機で洗えるか、手洗いが必要か、ドライクリーニング推奨かなどが分かります。
自宅で洗えないものや、天然繊維などデリケートな生地の場合は、クリーニング専門店に相談するのが安心です。 - ●洗濯機で洗う:
自宅で洗えるカーテンは、カーテンフックを取り外し、プリーツをたたんで洗濯ネットに入れて洗うのがおすすめです。
洗剤は、特別な指示がなければ一般的な洗濯用中性洗剤で大丈夫です。
脱水は生地が傷みやすくなるため、短時間で行いましょう。 - ●手洗いが必要な場合や部分洗い:
洗濯機で洗えないカーテンは、洗濯表示に従って手洗いします。
揉み洗いは避け、押し洗いするのが基本です。
ひどい汚れや、洗濯機では落ちにくい黒カビなどは、洗濯機に入れる前に部分的に手洗いするのがおすすめです。
カビの部分をぬるま湯(40度以下)に酸素系漂白剤を入れて浸け置きし、優しく水洗いしてから洗濯機で洗うのが効果的です。
ただし、漂白剤が使えない生地もあるので注意が必要です。
カーテンの干し方

カーテンを洗濯した後は、シワを伸ばすように整えて、カーテンレールに吊るして乾燥させるのがきれいに仕上がる方法です。
ただし、濡れたカーテンの重量については注意が必要です。
遮光カーテンなど分厚い生地や裏地があるカーテンは濡れたまま干すとレールが重さに耐えられるか心配になるかと思います。
その場合は、カーテンレールではなく物干し竿に干すと安心です。
- ●陰干し:
カーテンを干す際は、直射日光が当たらない場所で陰干しをしてください。
濡れた状態で直射日光に当たると、生地が傷む原因になります。
風通しの良いお部屋での部屋干し(カーテンレールに吊るして乾燥)や直射日光が当たらない場所で影干しするのがおすすめです。 - ●乾燥機はNG:
乾燥機を使用すると、カーテンの生地が縮んでしまうリスクがあるため避けましょう。 - ●シワ対策:
洗濯でシワが残ってしまった場合は、霧吹きなどで少し湿らせてから手で優しく伸ばすと、シワを直すことができます。
日頃からカーテンの状態を気にかけ、ご紹介したお手入れや洗濯方法を実践してみてくださいね。 きっとお気に入りのカーテンを長持ちさせられるはずです。
新しいカーテンとの出会い!買い替えでお部屋をもっと快適に

いかがでしたでしょうか。
今回はカーテンの寿命や劣化する原因、買い替えをする目安からお手入れ方法まで詳しくご紹介しました。
もし、お使いのカーテンに色あせや生地の劣化、機能性の低下といった寿命のサインが見られるようでしたら、買い替えを検討する時期かもしれません。
劣化したカーテンを使い続けると、見た目が悪くなるだけでなく、本来の機能を発揮できず、お部屋の快適性が損なわれてしまいます。
また、カーテンの寿命による劣化だけでなく、ライフスタイルの変化も買い替えの良いきっかけになります。
テレワークが増えてお部屋がワークスペースになったり、お子様が成長したり、お引越しをしたり、生活パターンが変わったタイミングでカーテンを新しくすると、より快適な空間になるかもしれません。
季節に合わせて機能の異なるカーテンに掛け替えたり、色やデザインを変えて気分転換をするのもおすすめです。
ご自身のカーテンの状態や、お部屋の用途、ライフスタイルに照らし合わせて、最適なタイミングで買い替えを検討してみてくださいね。
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