
カーペットは何色が広く見える? お部屋を広く見せる色選びとコーディネート術
フローリングのお部屋も素敵ですが、カーペットを敷くとさらに快適でおしゃれな空間に生まれ変わりませんか?
カーペットを敷くと床材保護の効果があったり、足元が暖かくなるのはもちろん、断熱・保温の効果もあります。 さらに色や柄、素材によってさまざまな雰囲気を演出してくれますよね。
お部屋の印象をガラリと変え、快適な空間を作ってくれるカーペット。
ですが、「お部屋に合ったカーペットの色ってどんな色だろう?」「カーペットの色選びに失敗したくない!」とお悩みの方も多いのではないでしょうか? 特に、お部屋を少しでも広く見せたい場合はカーペットの色選びが重要になってきます。
この記事では、お部屋を広く見せるカーペットの色選びのポイントや、コーディネートのコツをご紹介します。
ぜひ参考にして、理想のお部屋作りに役立ててくださいね。
目次
カーペットは何色が広く見える?

お部屋を広く見せたいなら、まず意識したいのが「膨張色」のカーペットです。
膨張色は光を反射しやすく空間を広く見せる効果があり、白やそれに近い色(ベージュや淡いグレーなど)、明るい色は膨張色と言われています。
膨張色をカーペットに取り入れることで、お部屋全体を明るく広々とした印象に仕上げてくれます。
反対に黒を中心とした「収縮色」には圧迫感があり、実際よりもお部屋が狭く感じられることがあります。
お部屋を広く見せたい場合は注意が必要ですが、シックでおしゃれな雰囲気にしたい、お部屋のアクセントカラーとして取り入れたい場合はおすすめのカラーでもあります。
お部屋を広く見せる! 膨張色の効果と選び方のポイント

さきほどご紹介したように膨張色である白や明るい色のカーペットはお部屋に開放感を与え、広く見せる効果があります。
ここからはお部屋に与える膨張色の効果、膨張色の一例(白・ベージュ・淡いグレー)の色の特徴と選び方のポイントをご紹介していきます。
膨張色には、以下のような効果があります。
- 1.空間を広く見せる効果: 明るい色は壁や床との境界線を曖昧にするため、空間が実際よりも広く感じられます。
- 2.開放感を演出する効果: 明るい色は圧迫感を与えにくいため、部屋に開放感が生まれます。
- 3.明るい雰囲気にする効果: 明るい色は光を反射しやすいため、部屋全体を明るく華やかな印象にします。
次に、膨張色の一例となる色のカーペットについてそれぞれ解説します。
膨張色のカーペット例(白)清潔感と広さを演出する万能カラー

白はどんな空間にも合わせやすく清潔感と広がりを演出してくれる万能カラーです。
お部屋全体を明るく見せたい場合におすすめです。
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真っ白だけでなく、オフホワイトやアイボリーなど、少し暖かみのある白もおすすめです。
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壁紙やカーテンに濃い色を持ってくると、白がより際立ち、メリハリのある空間になります。
膨張色のカーペット例(ベージュ)ナチュラルで温かみのある空間を

ベージュはお部屋全体を明るくし、どんなお部屋にも自然に馴染むカラーです。
また、インテリアにも合わせやすくナチュラルモダンな空間や素朴で温かみのあるカントリースタイルのインテリアまで幅広く調和します。
ナチュラルで柔らかな色合いは、温かみのある雰囲気を演出したい時におすすめです。
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床の色や家具の色味に合わせて、イエロー系のベージュやピンク系のベージュなど、さまざまなバリエーションから選ぶことができます。
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アクセントカラーとして濃い色のクッションや小物を置くと、空間が引き締まります。
膨張色のカーペット例(淡いグレー)スタイリッシュで洗練された印象に

淡いグレーは白と同様にお部屋を広く見せる効果がありさらにスタイリッシュで洗練された印象を与えてくれます。
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モダンなインテリアや、シンプルな空間におすすめです。
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アクセントカラーとして、ビビッドな色の小物を置くと、空間が華やかになります。
お部屋を広く見せるのは膨張色だけではない?後退色のカーペット

冒頭でご紹介したようにお部屋を広く見せるためには、白に近い明るい色のカーペットを選ぶことがポイントです。
ですが、お部屋を広く見せる効果があるのは膨張色だけではありません。
後退色を効果的に使うことでも、お部屋を広く見せることが可能です。
後退色とは、文字通り空間の奥に後退して見える色のことです。
代表的な色は寒色系の色になります。
後退色を使うと、壁や床が実際よりも遠くにあるように感じられ結果として部屋全体が広く感じられます。
お部屋を広く見せるために効果的な後退色としては、青や紫などが挙げられます。
例えば、以下のような色のカーペットは後退色の効果でお部屋を広く見せることができます。
青系(ブルー)のカーペット

青は集中力や判断力を高める効果や気分を落ち着かせる効果があると言われています。
白い壁紙と相性が良く部屋に奥行きを与え、リラックスできるクールなリビングを作るのにおすすめのカラーです。
紫系(パープル)のカーペット

お部屋を上品で落ち着いた雰囲気を演出し、高級感のあるラグジュアリースタイルにも。
寝室などリラックスしたい空間におすすめのカラーです。
後退色のカーペットを選ぶ際には、部屋の雰囲気や他のインテリアとのバランスを考慮することが大切です。
後退色のカーペットは、膨張色とは異なる魅力で部屋を広く見せることができます。
膨張色と後退色の特徴をしっかり理解し、お部屋の用途やテーマに合わせてご自身に合う色を選ぶことが理想の空間作りに繋がります。
色や柄で変わる!お部屋をおしゃれに広く見せるデザイン、敢えて狭く見せるデザイン

カーペットの色選びだけでなく、柄もお部屋の印象を大きく左右する要素のひとつです。
柄によってお部屋を広く見せたり、逆に狭く見せたりすることも可能です。
お部屋を広く見せるなら?おすすめのデザイン
- 1.シンプルな柄を選ぶ:
大きな柄や派手な柄は、視線が分散してしまい、お部屋が狭く見えてしまう原因になります。
無地のカーペットなど、できるだけシンプルな柄を選ぶようにしましょう。 - 2.縦ストライプ柄を取り入れる: 縦ストライプ柄は視線を縦に誘導するため、お部屋に奥行きを与え広く見せる効果が期待できます。
- 3.小さめのラグを敷く:
カーペットを部屋全体に敷き詰めずに、小さめのラグを部分的に敷くのもおすすめです。
床の面積を意図的に見せることで、お部屋に広がりを感じさせることができます。
お部屋を敢えて狭く見せるのもアリ!
お部屋を広く見せたい場合が多いですが、敢えて狭く見せることで空間に落ち着きを演出したい場合もあります。
例えば、書斎や寝室などリラックスして過ごしたい空間には、敢えて狭く見せるデザインを取り入れてみるのもおすすめです。
敢えて狭く見せる場合は、以下のポイントを意識してみましょう。
- 1.濃い色や暗い色を選ぶ:
黒やダークブラウンなど、濃い色や暗い色のカーペットは空間をギュッと引き締めて見せる効果があります。
また落ち着いた雰囲気を演出し、リラックス効果も期待できます。 - 2.大きな柄や複雑な柄を選ぶ:
大きな柄や複雑な柄は視覚的に空間を埋めるため、お部屋を狭く見せる効果があります。
個性的な空間を演出したい場合におすすめです。
最終的には何に合わせて選ぶ?色合わせを楽しむカーペット選び

ここまでは主にお部屋を広く見せるためのカーペットの色選びについてご紹介しました。
ですが、お部屋を広く見せるだけが目的ではありません。
カーペットの色選びは、お部屋の雰囲気を大きく左右する重要なポイントです。
色選びの際にはさまざまな要素を考慮して、ご自身のお部屋にぴったりの1枚を見つけましょう!
どんなインテリアにしたいか、床の色、カーテンの色、よく使う家具の色、そして自分の好きな色。
このような要素を考えながら、カーペットの色合わせを楽しみましょう。
インテリアに合わせてカーペットの色を選ぶ
部屋の中でも大きな家具やインテリアは長期間使用することが多いので、他のインテリアに合わせてカーペットの色をコーディネートするのがおすすめです。
●ナチュラルでカジュアルなインテリアにはアイボリー、ベージュ、グリーンなど優しい印象の色が合います。
●シンプルモダンなインテリアにはグレー、グレージュ、ベージュがおすすめです。
●ラグジュアリーでスタイリッシュなインテリアにはブラウンやパープルが映えます。
●リゾートやアジアンテイストのインテリアにはブルー、オレンジ、レッドなど鮮やかな色がおすすめです。
床の色に合わせて選ぶ
カーペットが触れる床の色との組み合わせも大切です。
床と同系色や類似色を選ぶと、お部屋に統一感が生まれます。
例えば、明るい色のフローリングには白系や淡い色のカーペット、濃い色のフローリングにはダークな色のカーペットがおすすめです。
反対にカーペットを部屋のアクセントにしたい場合は、床の色と反対色やトーンの差が大きい色を選ぶと、メリハリのある空間になります。
カーテンの色に合わせて選ぶ
部屋の中で大きな面積を占めるカーペットとカーテンの色を合わせると、インテリアにまとまりが生まれます。
同系色や類似色でまとめると統一感が増します、必ずしも完全に同じ色にする必要はなく、素材感やトーンを合わせるだけでも十分に調和のとれた空間になるでしょう。
お部屋の中で使用頻度の多い色に合わせて選ぶ
インテリアに使われている色の中で、使用頻度の高い色とカーペットの色を合わせると統一感のある空間になるでしょう。
例えば木製の家具が多い場合は茶系のカーペット、黒系の家具や家電が多い場合は暗めの色のカーペットを選ぶと、お部屋に馴染みやすくなります。
好きな色に合わせて選ぶ
もちろん、インテリアとのバランスが取れていれば好きな色を積極的に取り入れることも大切です。
好きな色に囲まれた空間は、あなた好みの居心地の良い空間になるのではないでしょうか。
豊富な品揃え!カーペット選びはカーペットマルシェにお任せ!

いかがでしたか。
今回はカーペットは何色が広く見えるのか、色選びやコーディネート術についてご紹介しました。
カーペットは色や柄次第でお部屋を広く見せる事も狭く見せる事もできます。
また、インテリアや床の色、カーテンなどに合わせる事で部屋に統一感をだし雰囲気をガラリと変えてくれる重要なアイテムです。
今回ご紹介した内容を参考に、ご自身にぴったりのカーペットを探してみてください。
カーペットマルシェでは、さまざまな種類、色、柄のカーペットを取り揃えています。
四角形はもちろん、円形や変形サイズ、そして1cm単位で製作するオーダーカーペットも承っております。
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